「考え方を考え、生み出し方を生み出す」をモットーに、サービスデザインを提供する「グラグリッド」。
グラフィックレコーディング※による議論の可視化を始め、ワークショップやファシリテーションの設計で
いくつものプロジェクトをコーディネートする、同社の代表三澤さんにKumikae-Noteを使っていただきました。
※グラフィックレコーディングとは…会議・イベント・ワークショップなどの場で、議論を活性化させるために、
手描きによる絵や図を効果的に使う記録方法のこと。
地域ブランディング、働き方改革など、さまざまな課題に対して日々ファシリテーションを行う三澤さん。普段はどんなツールを使われているのでしょうか。
「ワークショップでは、カードやコースター、ふせんといった、ツール類もたくさん使います。ふせんひとつでも、使い方や使う場所、色にもこだわっていますね。普通のふせんは、色んな意見をランダムに貼り出すことで視野を拡げていきますが、この商品の場合は、キレイに並べたくなるんですよ。ひとつひとつの意見やアイデアのつながりを整理しながら、貼ることで頭の中を整理できます。ある程度、意見が発散されてきて、アイデアを収束させようとするときに使うのが良いのかな、と感じました」
「もしかすると、この商品はスペシャリストよりも、これからワークショップを始めたい人に最適なのかもしれません。ふせんやノートを使わずに、手帳にすごく小さくメモを取っているような人たちが、抵抗なく自分の意見を言えるようになるかも。2色しかないのは、ちょっと地味な気もしますが、慣れない方が色を迷わず使いやすい。テーマやお題はオレンジ、他は全部グレー、という風にオペレーションはしやすいですよね。場の楽しさをつくる、という意味では、私は個人的にはカラフルな方が好きですけど(笑)。まあでも、色んな意味でワークショップの裾野を広げてくれるツールだと思います」
ふせんをデータとして取り込めることに、とても驚いたという三澤さん。
「書いたものが残って、ひとつひとつ動かせることにびっくりしました!大事なものだけピックアップしたり、フィールドを移すこともできる。ワークショップの準備やまとめの手間が大幅に減りますよね。保存性という意味でも良いですね。ふせんを貼った模造紙で押入れがいっぱいになっているので(笑)」
最後に、今後の改善点についても聞いてみました。
「大人数で使うには、もっとサイズが大きい方が使いやすいかも。A4サイズも出るとうれしいです。 あとは、○○のアイデア発想用とか用途が明確になると面白いと思いますね 」